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2014年9月26日 (金)

ボサ・ノヴァ昔話

先日珍しく熱っぽくて、身体の節々がいたくて、何もやる気がおきないので、Facebookに10分くらいでこんな戯言を書いたら、それが意外と好評で、沢山反応を頂いたりしたんだけど、そのままだとそのうちどこに行ったか分からなくなるし、このブログに再掲載してみようかなと、どうせならついでに少しぐらい加筆する?、とも考えたんだけど、こんな戯言どうでも良いし、面倒なので止め…
ああ、でも一行だけ…

むかし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが…

おじいさんは裏山のエスコーラでサンバ…おばあさんはビキニ姿でイパネマ海岸へ…ボンキュッパで小麦色のおばあさんが陽を浴びている、周りの男達が放っておきません。誰彼となく声をかけてきて、一緒にマテ茶どう?と聞いてきます。おばあさんはちょっとお愛想に微笑んでみせるだけ…手をひらひらさせて…坊や、あたしゃあんたの何倍も生きてきてるだよ…あっちに行ってなさい、とセクシーな声で囁きます。そうすると男達は残念そうに、オリャ・キ・コイザ・マイス・リンダ!…と感嘆の声を上げ…ア〜・ポルケ・イストゥ・タン・トゥリスチ〜と悲しむのでした。
誰にもじゃまされず一人で今晩のおかずは何にしようか、などとぼんやり考えながらと波打ち際を散歩していると、どんぶらこ〜どんぶらこ〜と流れてきたのが大きなギター。まあ、なんてことでしょう…以前からおじいさんがヂ・ジョルジョのギターをほしがっていたのを知っていたおばあさんはそのギターを拾い急ぎうちに帰りました…おじいさんもちょうどエスコーラから帰って来たところ…ドタドタと新しく習ってきたサンバのステップに夢中になっていました。
おばあさんが波打ち際で拾ってきたギターを見せると、おじいさんは曲がった腰をずいっと伸ばし破顔一笑。さっそく手に取るとコードを知りもしないのに、デタラメに弾いて喜びました。すると、ギターの中から、ヘタクソ!と云う声。驚いて楕円形のサウンド・ホールを覗くと、小さな男の子。なんだかひねくれたような、それでいて純粋な瞳をした子供です。その子が弦をかき分けサウンドホールから出て来ると、貸してみろ…とおじいさんのギターを取り上げました。そしてゆっくりとしたサンバを弾き始めたのですが…そのコード・ワークの美しいこと、そして柔らかな歌声はまるで夢の中のように聴く者を安らぎに満ちた世界に誘ってくれます…後年その子供はジョアン・ジルベルトと呼ばれる男に育ちます。
あほらし

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コメント

むかしむかし、あんときの猪木は、アントンマテ茶やら、アントンリブやらを日本で流行らそうとしていました。
アントニオはカルロス・ジョビンから? それともルイス・アントニオから?

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